陝西
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「陝西」登場回数
合計: 21回「陝西」が登場する場面
7件上・中・下
一。 葭萌関は四川と陝西の境にあって、ここは今、漢中の張魯軍と、蜀に代って蜀を守る玄徳の軍とが、対峙していた。 攻めるも難、防ぐも難。 両軍は悪戦苦闘のままたがいに譲らず、はや幾月かを過していた。
不倶戴天
君がその決心ならば」 。 と、韓遂は即日やって来て、馬超軍に身を投じた。 西涼の精猛数万、殺到して、ここに、潼関(陝西省)へ攻めかかる。 長安(陝西省・西安)の守将鍾繇は、驚死せんばかりに仰天して、曹操のほうへ、早馬をもって、急を告げる一方、防ぎにかかったが、西涼軍の先鋒馬岱に蹴ちらされて、早くも、長安城へ逃げ籠る。 長安は、いま廃府となっていたが、むかし漢の皇祖が業を定めた王城の地。
中原を指して
一。 蜀の大軍は、沔陽(陝西省・沔県、漢中の西)まで進んで出た。ここまで来た時、 。「魏は関西の精兵を以て、長安(陝西省・西安)に布陣し、大本営をそこにおいた」 。
大権転々
団結を解いてはならん。もし諸君が、一人一人に分離すれば、田舎の小役人の力でも召捕ることができる。よろしく集結を固め、その上に、陝西の地方民をも糾合しして、長安へ殺到すべしである。――うまくゆけば、董卓の仇を報じて、朝廷をわれらの手に奉じ、失敗したらその時逃げても遅くない」 。「なるほど」 。
女衣巾幗
彼がこの言をなしてから日ならずして、孔明の軍は果然移動を開始した。しかも選んだ地は、武功でなくて、五丈原であった。 武功は今の陝西省武功に属する地方である。司馬懿の観る所――もし孔明がこれへ出てきたら、一挙玉砕か、一挙大勝かの大勇猛心の表現であり、魏軍にとっても容易ならぬ構えが要るものとひそかに怖れていたのである。 ――が、孔明はその冒険を避けて、なお持久長攻に便な五丈原へ移った。
巫女
――日をおうに従って、彼の兵力はいちじるしく衰弱を呈してきた。 一方、郭汜軍も、ようやく、戦い疲れていた。そこへ、陝西地方から張済と称する者が、大軍を率いて仲裁に馳け上り、和睦を押しつけた。 いやといえば、新手の張済軍に叩きのめされるおそれがあるので、 。「爾今、共に協力して政事をたて直そう」と、和解した。
漢中併呑
魏兵は城内へ混み入るなり八方へ火をかけた。夜に入るし、留守は手薄であったため、焔の城頭たかく、たちまち、魏の旗が立てられてしまった。 総司令の張衛は、いち早く、南鄭(陝西省・漢中の一部)へ逃げ落ちてしまい、楊昂は、後方の火の手に愕いて、追撃を止め、あわてて引っ返してくるとその途中、 。「待っていた」とばかり穏れていた許褚の手勢に捕捉されて、完膚なきまでに粉砕され、楊昂自身も、敢なく屍を野にさらしてしまった。 残る楊任も、張衛のあとを追って南鄭関へと逃げのびて行ったが、このみじめな敗戦に、漢...