厳氏

冒頭
厳氏(げんし)とは、呂布の正妻として描かれる女性です。呂布の身辺と家族をつなぐ存在で、呂布の行動や政略に対して現実的な判断を示す場面を持ちます。
 
生涯
呂布の閨室には複数の妻妾がいる中で、厳氏は「正妻」と位置づけられます。呂布とのあいだに娘が一人おり、呂布の子としてはその娘のみが示されています。
 
人物像
軍略に傾く呂布に対し、厳氏は城を離れて戦う危険や、留守を任せる相手の変心を警戒して涙ながらに諫め、家族の安否と政局の不確実さを優先して語ります。陳宮についても、かつての主従関係を捨てた経歴を根拠に、全面的な信任を避けるべきだと論じます。
 
血縁
夫は呂布。子は娘が一人で、厳氏が生んだ「愛娘」とされています。
 
関係人物
呂布の参謀である陳宮を、厳氏が警戒の対象として名指しします。
また呂布の縁談をめぐっては、袁術側が「厳氏が生んだ娘」である点を材料に姻戚関係を狙う構図が示され、呂布も厳氏に意見を求めます。
 
有名なエピソード
呂布が「掎角の計」で出城しようとした際、厳氏は留守中の妻子の危険や、陳宮に城を預ける不安を訴えて翻意を促します。
袁術からの縁談では、娘が将来「皇妃」になり得るという噂を引き合いに、母として相手方の事情まで含めて打算的に検討する発言が記されます。
 
史実との違い
吉川三国志では厳氏の発言や内助の場面が具体的に描かれますが、史実の呂布の妻(厳氏)は記録が乏しく、人物像の細部は創作・脚色の余地が大きいとされます。
「厳氏」の基本情報
総登場回数
11回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
臣道の巻
最も活躍した巻
草莽の巻 (7回登場)
「厳氏」登場回数
合計: 11回
0 1 3 5 7 0 桃園の巻 0 群星の巻 7 草莽の巻 4 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約4時間前