陳宮
陳宮(ちんきゅう)とは
生涯
もとは兗州の人で、若い頃から義を重んじる人物として評判がありました。董卓を討とうとした王允に共感して動いたこともありましたが、計画は失敗。その後、曹操に仕えることになります。ある時、曹操が呂伯奢の家で人を殺したのを見て、陳宮は「この人は大事を成せるが仁義に欠ける」と悟り、曹操を見限ります。以後、呂布に仕えて軍師として活躍しました。
人物
義に厚く、主君に忠誠を尽くす一方で、状況を冷静に見極める知略家でした。曹操を見限ったのも仁義を大切にする陳宮らしい判断と言われます。
関連する人物
曹操(はじめに仕えたが、仁義に欠けると見て離反)
呂布(最後まで仕えた主君)
有名なエピソード
曹操が逃亡中に呂伯奢の家に立ち寄り、曹操が一族を皆殺しにしてしまう事件がありました。この時、陳宮は曹操を伴っていたものの、その行動に失望して離れました。この出来事は曹操の冷酷さと陳宮の義理堅さを際立たせる場面として有名です。
最期
「陳宮」の基本情報
総登場回数
152回
活動期間
3巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
臣道の巻
最も活躍した巻
草莽の巻
(60回登場)