孔孟
冒頭
概要
孔子は春秋時代の思想家で、礼にもとづく秩序と徳による政治を重んじました。孟子は戦国時代の思想家で、性善説、仁政、民を重視する政治思想などを説き、孔子の学を継承・発展させた人物とされます。両者は後世、「孔孟」と併称され、為政者の教養や政治姿勢を測る基準として言及されることが多くなりました。
意味
「孔孟の道」のように用いられる場合、「儒教の道理」「王道政治(徳にもとづく統治)の規範」といった含意を持ちます。これに対置されやすい概念として、武力や権勢を前面に出す覇道があり、人物や政権の性格を論じる際の対比軸となります。吉川英治『三国志』でも、曹操の評価をめぐる議論の中で「孔孟の道」が引かれ、学徳と政治理念の物差しとして扱われています。
関連人物
吉川三国志での扱いと史実や演義との違いとしては、「孔孟」は史実の事件名ではなく、当時の教養語として人物評や政道論の中で機能する語として用いられます。