衛国
冒頭
衛国(えいこく)とは、周代以来に名が見える古い諸侯国名で、後世には地名・出身地の呼称としても用いられた名称です。吉川英治『三国志』では、曹操のもとへ集う武人の自己紹介に「衛国の生れ」として現れます 。
概要
三国時代そのものの「魏・呉・蜀」とは別系統の名で、字面が近い「魏」と混同されやすいが、作中の「衛国」は人の本貫を示す古地名として機能します。『三国志』の群雄が挙兵・参集する局面では、各人が郡国名を掲げて身元と武名を示す慣習があり、その一例として置かれています 。
歴史
衛は周王朝の封建秩序の中で成立した諸侯国の一つとして知られ、春秋戦国の推移の中で政治的実体を失った後も、旧国名が地域呼称として残り、人の出自を言い表す言葉として用いられました。作中でも「国」として名乗りに用いられ、特定の政権名ではなく地縁の表示として扱われています 。
関連人物
史実との違い