楽進

楽進(がくしん)とは
後漢末から三国時代にかけての武将で、魏の曹操に仕えた将軍。字は文謙(ぶんけん)。身長は低かったが、勇猛果敢な戦ぶりで知られる。
 
生涯
若い頃は地方の吏(役人)を務めていたが、曹操にその武勇を見込まれて登用された。以後、曹操軍の中で先鋒将として数多くの戦に参加。官渡の戦いでは袁紹軍との激戦で功を挙げ、烏巣奇襲などでも名を残した。その後も孫権との合肥の戦いなど各地で活躍し、魏建国後は名将の一人に数えられる。
 
人物
小柄ながら闘志旺盛で、常に先鋒を務める勇将。厳格で律義な性格であり、将兵をよくまとめたと伝えられる。
 
関連する人物
曹操(主君)
張遼李典合肥の戦いでともに孫権軍を撃退した仲間)
袁紹官渡の戦いで対峙した)
 
有名なエピソード
官渡の戦いでの功績により、後に「五将軍」(張遼徐晃・張郃・于禁・楽進)の一人に数えられる。
合肥の戦いでは張遼とともに劣勢の兵力で孫権軍を撃退し、魏軍の名声を高めた。
 
吉川英治三国志』での扱い
吉川版『三国志』でも、楽進は小兵ながら勇敢な武将として描かれ、張遼李典とともに合肥の戦いの名場面で活躍する。曹操のもとに忠実に仕える実直な将軍として印象づけられている。
「楽進」の基本情報
総登場回数
43回
活動期間
8巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
五丈原の巻
最も活躍した巻
図南の巻 (11回登場)
「楽進」登場回数
合計: 43回
0 2 5 8 11 0 桃園の巻 4 群星の巻 1 草莽の巻 7 臣道の巻 7 孔明の巻 3 赤壁の巻 9 望蜀の巻 11 図南の巻 0 出師の巻 1 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前