鍾会

冒頭
鍾会(しょうかい)とは、三国時代末期の魏に仕え、司馬氏政権下で軍事・政務の両面に関与した官僚・将軍です。
 
生涯
名門の家柄に生まれ、文章と政務能力で頭角を現し、司馬師司馬昭の政権を支える中枢に列しました。のちに蜀討伐において大軍を率い、同じく進攻した鄧艾と並んで、蜀漢滅亡の過程に深く関わります。蜀が降ると、現地の兵権を掌握し、蜀の旧将姜維を取り込みつつ独自の挙兵を企図しましたが、内情の不安定さと諸将の反発を抑えきれず、乱の中で殺害されました。
 
人物像
学識と筆力に優れ、政策立案や人心の操作にも長けた「文官型」の権力者として語られます。一方で、戦後処理の局面で強い主導権を求め、周囲の警戒と反感を招きやすい性格だったともされ、軍事的成功と政治的破綻が隣り合う人物像を形成します。
 
関係人物
司馬昭は鍾会の後援者であり、蜀討伐は司馬昭政権の対外的な大事業でした。鄧艾は同じ戦役の競争相手として対立が深まりやすく、姜維は蜀滅亡後に鍾会の挙兵構想へ関与した相手として結びつきます。
 
有名なエピソード
蜀討伐後、成都方面の支配と兵権を握ったうえで、姜維を通じて蜀の旧勢力を利用しようとし、反乱計画が急進した結果、配下の不信と暴発を招き、短期間で瓦解したことが、鍾会の末路として特に知られます。
 
史実との違い
吉川英治三国志』の青空文庫収録範囲は主に諸葛亮の時代までであるため、鍾会が蜀滅亡に関わる段階は作中で大きく扱われず、人物像は史書や後世の語りに依存する部分が大きくなります。
「鍾会」登場回数
合計: 0回
0 0 0 0 0 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約2時間前