雍闓

冒頭
雍闓(ようがい)とは、蜀の南方で起きた叛乱において、高定朱褒らと結び、蜀に敵対して兵を挙げた首魁の一人です。孔明の南征では、高定を味方に引き入れて共闘しつつも、陣営内の不信を招く存在として描かれます。
 
生涯
雍闓は城を出て高定と連携し、戦いを挑んだものの、孔明はしばらく出撃せず相手の動静を見極め、捕虜を二分して流言を用い、雍闓方と高定方の間に疑心を育てる策を進めます。
孔明はさらに、高定側の探索役を「雍闓の使い」と誤認した体で書簡を持たせて帰し、高定に雍闓の二心を疑わせる材料としました。
やがて高定は宴への招きに応じない雍闓の態度をもって邪心ありと判断し夜襲を決行、混乱の中で雍闓は遁走を図りますが、鄂煥の一撃で斬られ、その首は孔明の陣へ届けられます。
 
人物像
雍闓は「野心家」として位置づけられ、高定が本来は忠義の人でありながら雍闓に欺かれて叛乱に与した、という見立てが孔明の口から示されます。
また、孔明の「仁」を詐術と断じ、蜀への敵意をあらわにするなど、和解よりも対立を選ぶ姿勢が強調されます。
 
関係人物
高定とは連携して蜀軍に当たる一方、孔明の離間策により相互不信が深まり、最終的に高定の夜襲を招きます。
鄂煥は高定配下の猛将として雍闓討伐の実行者となり、雍闓の最期に直接関与します。
朱褒は雍闓と並ぶ叛側の要人として言及され、高定の動揺と陣営再編の過程に絡みます。
 
有名なエピソード
捕虜を二分し、雍闓方の兵が自ら「高定の兵」と偽って助命を得る状況を作ることで、雍闓の求心力を崩していくくだりがある。
 
史実との違い
吉川三国志では雍闓は高定・鄂煥に討たれる筋立てで整理されますが、史実・他の伝承では最期や討伐者の伝え方に異同があります。
「雍闓」の基本情報
総登場回数
31回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
出師の巻
最終登場
出師の巻
最も活躍した巻
出師の巻 (31回登場)
「雍闓」登場回数
合計: 31回
0 7 15 23 31 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 31 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1時間前