馬元義

馬元義(ばげんぎ)とは、三国志の物語の序盤、黄巾の乱に関連して名の出てくる人物です。
 
彼は張角(ちょうかく)の配下として活動した教団の一員で、黄巾党内部では重要な役割を担っていました。物語のはじめ、黄巾党の大規模な反乱が起ころうとする際、馬元義は張角が各地の同志に命じて密かに蜂起の準備を進める中、その一翼として名を連ねていました。
 
生涯や最後については、三国志全体を通じて主要な活躍をする人物ではなく、黄巾の乱の初期段階で張角の指令を受けて行動したものの、やがて官軍の手によって捉えられ、反乱者として処刑されます。吉川英治三国志でも同様に、彼の最期は物語の前半、黄巾の乱の鎮圧とともに描かれています。
 
馬元義は、表舞台で活躍する英雄や智謀の士たちとは異なり、時代の大きなうねりの中、多くの無名の志士たちと共に歴史の一ページを形作った一人です。彼の存在は、三国志における民衆の苦しみや、それに乗じて立ち上がった宗教的・社会的運動の広がり――時代の混乱の象徴といえるでしょう。
「馬元義」の基本情報
総登場回数
28回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (28回登場)
「馬元義」登場回数
合計: 28回
0 7 14 21 28 28 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
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