光武帝
冒頭
光武帝(こうぶてい)とは、後漢を創始し、乱世を収拾して天下統一を成し遂げた皇帝です。吉川英治『三国志』では、後漢王朝が成立してから約二百年を経て宮中の腐敗と崩壊の兆しが見える、という時代背景を示すためにその名が引かれます。
生涯
前漢皇室の末裔・劉秀(りゅうしゅう)が即位した追号が光武帝です。王莽(おうもう)の新を倒す動乱の中で勢力を伸ばし、各地の群雄を平定して漢王朝の再興を実現しました。即位後は都を洛陽に定め、制度と地方支配の立て直しを進め、戦乱で疲弊した社会の安定を図ったとされます。
人物像
武力による平定を進めつつも、統一後は過度な苛政を避け、秩序回復と行政の整備を重視した「中興の祖」として語られます。後漢の正統性を体現する存在であるため、後世の政治的主張において「漢の継承」を掲げる論拠にもなりました。
血縁
関係人物
王莽(新の皇帝)、更始帝(こうしてい)などの同時代政権、および各地で割拠した群雄との関係が、その統一過程を形作りました。
史実との違い
「光武帝」の基本情報
総登場回数
4回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
草莽の巻
最も活躍した巻
草莽の巻
(3回登場)