千里

千里(せんり)とは
古代中国で距離を表す言葉。里は距離の単位であり、「千里」は非常に長い距離、はるか遠方を意味する。現代でいうと約400〜500km前後を指すことが多いが、文脈によって「とても遠い距離」を誇張的に表す場合もある。
 
三国志での用法
「一日に千里を走る馬」として名馬を称える表現に使われる。特に赤兎馬は「一日千里」と言われ、その俊足ぶりが強調された。これは実際の距離を意味するというより「常人離れした速さと力」を象徴する文学的な表現である。
 
文学的な使い方
・「千里の道も一歩から」:どんなに長い道も一歩から始まる、という諺。
・「千里馬」:並外れた才能を持つ人を馬にたとえて称える言葉。
 
使い方の例
・「彼の才は千里を駆けるがごとし」
・「赤兎は一日に千里を走ると謳われた」
 
まとめ
「千里」は実際の距離を示すと同時に、古典では比喩的に「遠大」「俊才」「超凡の力」を表す語として用いられる。三国志では特に名馬の能力を誇張する表現として重要な役割を果たす。
「千里」登場回数
合計: 43回
0 1 3 5 7 1 桃園の巻 5 群星の巻 3 草莽の巻 3 臣道の巻 7 孔明の巻 5 赤壁の巻 4 望蜀の巻 5 図南の巻 6 出師の巻 4 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前