張悌
冒頭
張悌(ちょうてい)とは、呉の末期に朝廷の重臣として政務と軍務を担い、西晋の侵攻に際して抗戦の指揮を執った人物です。
生涯
孫晧の治世下で重きをなし、晋が呉へ総攻撃を開始すると、都方面の防衛に関わって出陣し、劣勢の中で戦って戦死したと伝えられます。呉滅亡直前の政局と軍事の混乱を体現する立場にあり、降伏か徹底抗戦かの選択が迫る局面で、前線に立つ官僚・将として位置づけられます。
人物像
文官としての朝廷運営に加え、戦時には軍を率いる役割も帯び、国家存亡の段で現場に出る実務型の重臣として語られます。末期呉の政治的疲弊の中で、個人の才覚のみでは覆しがたい国力差に直面した点が特徴です。
関係人物
主君は呉主の孫晧で、対する敵は晋の中枢(司馬氏政権)です。呉末期の守将・重臣と同時代にあり、各地の防衛線が切り崩される状況の中で対応を迫られました。
有名なエピソード
晋軍の進攻を前に出戦して敗死したことが最大の事件として伝わり、呉の滅亡が避けがたい段階に入った後も、なお武力抵抗を試みた人物として扱われます。
史実との違い