後胤
後胤(こういん)とは
古い言葉で、「子孫」「あとを継ぐ者」という意味を持つ表現。胤(いん)は血統や子孫を表す漢字で、「後胤」は「後世に続く血筋」「子孫」を指す。
意味
・血統を受け継いで生まれた子孫
・特に高貴な家柄や名門の家系について「その後胤」といえば、由緒ある血筋を継ぐ人という意味になる
使い方の例
・「名将の後胤として重んじられた」
三国志での文脈
劉備がしばしば「漢室の後胤」と称された。つまり「漢王朝の血を引く者」であることを大義名分に掲げ、群雄の中で自らの正統性を主張したのである。
まとめ
「後胤」は「あとを継ぐ子孫」を意味する雅語であり、三国志においては「血統による正統性」を表す重要な言葉として使われる。