曹休

冒頭
曹休(そうきゅう)とは、魏の曹氏一門に属する武将で、吉川英治三国志』では曹操の甥で字を文烈とされ、のち大司馬に任じられた人物です。
 
生涯
若い頃、曹操の前で弓を試す場に「曹操の甥」である若武者として現れ、字を文烈と示されます。
洛陽での内乱では、曹氏一族の一人として市街と禁門で叛乱兵と斬り結び、宮中の守備に当たります。
曹叡の治世の軍政では、曹真大将軍となる一方で、曹休は大司馬に任じられ、魏の上層軍人として位置づけられます。
対呉戦では周魴の誘いに乗って東関方面へ進軍し、賈逵の諫言を退けて出兵を断行、石亭で呉軍の奇襲と包囲を受けて敗走します。 そののち賈逵が後方から駆けつけて救出し、辛くも撤退します。
 
人物像
周魴が髪を断って誓う所作に疑いを解き、賈逵の慎重論を退けて進軍するなど、判断の速さと自負の強さが行動の前面に出ます。 一方で、敗走後に救出された経緯が描かれ、補佐役の進言や救援の有無が帰趨を左右する将として扱われます。
 
血縁
曹操の甥として記され、曹氏一族の軍事的中核を担う系譜に置かれます。
 
関係人物
賈逵は出兵を諫める立場で登場し、のち救援して曹休を危地から脱出させます。
周魴は曹休を東関・石亭方面へ誘引する策の中心として現れ、陸遜の作戦と連動します。
呉側では陸遜・朱桓・徐盛らが石亭での攻撃側として関わり、張普は曹休麾下の将として戦端の中で描かれます。
 
有名なエピソード
周魴の偽装投降を信じて東関へ向かい、石亭で夜襲を受けて夾道方面へ敗走、賈逵の救援で脱出する一連が、曹休の大敗としてまとめられています。
 
有名なセリフ
「東関へ進むのだ」
「われ奇兵を以て勝つべし」
 
史実との違い
吉川英治三国志』では石亭での周魴の策と賈逵の諫言・救援が因果として強く結ばれて描かれ、戦局の責任と人物造形がその筋立てに沿って整理されています。
「曹休」の基本情報
総登場回数
46回
活動期間
5巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
五丈原の巻
最も活躍した巻
五丈原の巻 (28回登場)
「曹休」登場回数
合計: 46回
0 7 14 21 28 0 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 2 望蜀の巻 7 図南の巻 8 出師の巻 28 五丈原の巻
最終更新日: 約2時間前