甄氏

冒頭
甄氏(しんし)とは、袁紹(えんしょう)家の一族に連なる女性で、のちに魏の曹丕(そうひ)の後宮に入り、太子曹叡(そうえい)の生母となった人物です。傾国の美人として語られ、河北攻略の戦後処理の中で曹家に取り込まれていきます。
 
生涯
冀州の本城が陥落した際、袁紹の後室劉夫人(りゅうふじん)とともに後堂に身を潜めていたところを曹丕に見いだされ、袁紹の次男・袁煕(えんき)の妻であることが明かされます。
その後、曹操(そうそう)は冀州陣の行賞として甄氏を曹丕に与え、甄氏は曹丕の室に入り、やがて太子となる曹叡を産んだとされます。
しかし曹丕の寵愛は郭貴妃(かつきひ)へ移り、甄氏は張韜(ちょうとう)と結んだ郭貴妃の策謀により、呪詛の嫌疑を着せられて廃されます。
 
人物像
太子曹叡の母として語られ、父帝の寵愛の変転により「薄幸」がつきまとう存在として位置づけられます。
 
関係人物
袁煕の夫人として袁氏に属し、冀州攻略後に曹丕の室となります。
曹叡の生母であり、曹叡は幼少から郭貴妃(のちの郭女王)に養育されることになります。
 
史実との違い
吉川三国志では、甄氏廃位の直接因として郭貴妃と張韜の呪詛工作が強く示され、のち曹叡即位に伴い「先母后」甄氏へ文昭皇后の称号が奉られる筋立てが明確に述べられます。
「甄氏」の基本情報
総登場回数
6回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
孔明の巻
最終登場
出師の巻
最も活躍した巻
出師の巻 (4回登場)
「甄氏」登場回数
合計: 6回
0 1 2 3 4 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 2 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 4 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約8時間前