冒頭 表候日影(ひょうこうにちえい)とは、日影の移り方を測って時刻や季節を知るための観測実務、またはそれを司る職掌を指す語です。宋代の史書には、何承天が「表候日影」をつかさどったという記述が見えます 。 概要 中国の...
冒頭 始皇帝(しこうてい)とは、戦国時代の秦王政(のちの皇帝)が中国を統一して称した初代皇帝で、吉川英治『三国志』では主に伝国の玉璽の由来や、日時計の起源を説明する際の基点として現れます。 生涯 秦の王として諸国を滅...
冒頭 洞庭湖(どうていこ)とは、中国中南部にある大湖で、古くから南方の水運と伝承の舞台として語られてきた湖です。 概要 吉川英治『三国志』では、洞庭湖は秦の始皇帝の故事と結びつく地名として現れ、天下の正統を示す宝物で...
冒頭 荊山(けいざん)とは、楚(そ)の起源や、後に伝国の玉璽(ぎょくじ)の材となる璞玉(はくぎょく)の伝承と結び付けて語られる山地名です。 概要 吉川英治『三国志』では、直接の合戦・政争の舞台というより、古代史の引証...
冒頭 篆字(てんじ)とは、古代中国で用いられた書体で、印章や金石文の刻字に適した、線が均整で装飾性の強い文字です。吉川英治『三国志』では、伝国の玉璽に彫られた印文を読む場面で「篆字《てんじ》の印文」として現れます 。 概要 ...
冒頭 伝国の玉璽(でんこくのぎょくじ)とは、天子の印章として国土の継承と正統を示す朝廷の宝器です。孫策の周辺では「玉璽といえば、天子の印章」と説明され、これを持つことが帝位僭称の根拠になり得るものとして扱われます。 概要 ...
玉璽(ぎょくじ)とは 玉璽とは、中国皇帝の印章を指す。特に「伝国の璽(でんこくのじ)」と呼ばれるものは、秦の始皇帝以来、代々の皇帝に伝わった帝位の象徴とされる至宝である。 歴史的背景 伝国の玉璽は、秦の始皇帝が天下を...
漁陽(ぎょよう)とは 漁陽は中国の古代地名で、現在の北京市密雲区・河北省北東部にかけての地域にあたる。後漢時代には「漁陽郡」が置かれ、北方防衛の要地として知られた。 歴史的背景 戦国時代には燕国の領土であり、燕の北辺...
一 ――一方。 洛陽の焦土に残った諸侯たちの動静はどうかというに。 ここはまだ濛々と余燼のけむりに満ちている。 七日七夜も焼けつづけたが、なお大地は冷めなかった。 諸侯の兵は、思い思いに陣取って消火に努めて...
一 かくて、小覇王孫郎の名は、旭日のような勢いとなり、江東一帯の地は、その武威にあらまし慴伏してしまったが、ここになお頑健な歯のように、根ぶかく歯肉たる旧領を守って、容易に抜きとれない一勢力が残っていた。 太史慈、字は子義。...