始皇帝

冒頭
始皇帝(しこうてい)とは、戦国時代の秦王政(のちの皇帝)が中国を統一して称した初代皇帝で、吉川英治三国志』では主に伝国の玉璽の由来や、日時計の起源を説明する際の基点として現れます。
 
生涯
秦の王として諸国を滅ぼし統一を成し、皇帝号を立てた存在として位置づけられます。作中では、楚の名玉が秦に渡ったのち、始皇二十六年に良工を選んで磨かせ、方円四寸の玉璽に作り、李斯に命じて「受命于天 既寿永昌」の八字を彫らせたという由来が語られます。
 
人物像
「天下統一後の皇帝」という象徴性が前面に置かれ、後世の王朝が継承する権威の源泉として扱われます。玉璽が始皇帝の事績に結びつけられることで、後漢末における帝位・正統性の争奪が、古い起源をもつ権威の継承問題として理解しやすく整理されます。
 
関係人物
李斯(りし)は、玉璽に刻む八字の印文を命じられた人物として挙げられます。
 
有名なエピソード
伝国の玉璽について、始皇帝が洞庭湖を渡る折に暴風で一時湖底へ沈んだが、のちに再び世に現れ、漢の高祖から後漢末まで伝わったという伝承が語られます。
また、孫策が用いる日時計(ひどけい)について、その起源を「秦の始皇帝が陣中で用いたのが始め」とする説明が添えられます。
 
史実との違い
玉璽の成立事情や洞庭湖での逸話、日時計の起源を始皇帝に帰す点はいずれも伝承的要素が強く、史実としては確定しない部分を含みます。
「始皇帝」の基本情報
総登場回数
3回
活動期間
3巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
望蜀の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (1回登場)
「始皇帝」登場回数
合計: 3回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 1 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前