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劉備玄徳

劉備玄徳(りゅうび げんとく)とは 劉備玄徳は、三国志の主要人物の一人であり、蜀漢の建国者で初代皇帝(昭烈帝)となった人物である。字は玄徳。後漢の宗室の末裔を自称し、仁義を重んじた姿勢から「仁君」として広く知られる。吉川英治『...

人名
約2ヶ月 ago
盧植

盧植(ろしょく)とは 盧植は、後漢末期の儒学者であり、政治家・武将でもあった人物である。三国志においては、劉備の師として知られ、彼の若き日々に大きな影響を与えたことで重要な存在となっている。 生涯 盧植(紀元?〜19...

人物
約2ヶ月 ago
楼桑村

楼桑村(ろうそうそん)とは 楼桑村は、三国志の物語の冒頭に登場する村で、重要な場面の舞台となります。この地は、後に魏・呉・蜀と割拠する英雄たちが台頭する激動の時代、まだ世の中が平穏だった初期の田舎村のひとつです。 三国志でこの村が...

地名 三国志
約2ヶ月 ago
関羽一杯の酒

一  汜水関のほうからは、たえず隠密を放って、寄手の動静をさぐらせていたが、その細作の一名が、副将の李粛へ、ある時こういう報告をしてきた。 「どうもこの頃、孫堅の陣には、元気が見えません。おかしいのは兵站部から炊煙がのぼらないこ...

群星の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
流行る童歌

一  驢は、北へ向いて歩いた。  鞍上の馬元義は、ときどき南を振り向いて、 「奴らはまだ追いついてこないがどうしたのだろう」と、つぶやいた。  彼の半月槍をかついで、驢の後からついてゆく手下の甘洪は、 「どこかで道を...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
故園

一  その翌日である。玄徳たち三名は、にわかに五台山麓の地、劉恢の邸宅から一時身を去ることになった。  別れにのぞんで、主の劉恢は、落魄の豪傑玄徳らのために別離の小宴をひらいて、さていうには、 「また、時をうかがって、この地...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
橋畔風談

一  蟠桃河の水は紅くなった。両岸の桃園は紅霞をひき、夜は眉のような月が香った。  けれど、その水にも、詩を詠む人を乗せた一艘の舟もないし、杖をひいて逍遥する雅人の影もなかった。 「おっ母さん、行ってきますよ」 「ああ、...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
檻車

一  義はあっても、官爵はない。勇はあっても、官旗を持たない。そのために玄徳の軍は、どこまでも、私兵としか扱われなかった。 (よく戦ってくれた)と、恩賞の沙汰か、ねぎらいの言葉でもあるかと思いのほか、休むいとまもなく、(ここはも...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
桑の家

一  涿県の楼桑村は、戸数二、三百の小駅であったが、春秋は北から南へ、南から北へと流れる旅人の多くが、この宿場で驢をつなぐので、酒を売る旗亭もあれば、胡弓を弾くひなびた妓などもいて相当に賑わっていた。  この地はまた、太守劉焉の...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
涿県

涿県(たくけん)とは、中国の河北省中南部に位置する歴史的な地名である。三国志の物語が始まる重要な舞台となった場所であり、特に劉備玄徳の出生地として有名である。劉備はこの涿県の楼桑村で代々農を営む家に生まれ、その出自には諸葛亮の後に語る...

地名
約2ヶ月 ago
黄巾賊

一  後漢の建寧元年のころ。  今から約千七百八十年ほど前のことである。  一人の旅人があった。  腰に、一剣を佩いているほか、身なりはいたって見すぼらしいが、眉は秀で、唇は紅く、とりわけ聡明そうな眸や、豊かな頬をしてい...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
雪千丈

一  一行が、隆中の村落に近づいたころは、天地の物、ことごとく真白になっていた。  歩一歩と、供の者の藁沓は重くなり、馬の蹄を埋めた。  白風は衣をなげうち、馬の息は凍り、人々の睫毛はみな氷柱になった。 「ああ、途方もな...

孔明の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
転戦

一  それより前に、関羽は、玄徳の書をたずさえて、幽州涿郡(河北省・涿県)の大守劉焉のもとへ使いしていた。  太守劉焉は、何事かと、関羽を城館に入れて、庁堂で接見した。  関羽は、礼をほどこして後、 「太守には今、士を四...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
牛と「いなご」

一  穴を出ない虎は狩れない。  曹操は、あらゆる策をめぐらして、呂布へ挑んだが、 「もうその策には乗らない」と、彼は容易に、濮陽から出なかった。  そのくせ、前線と前線との、偵察兵や小部隊は日々夜々小ぜりあいをくり返し...

群星の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
張飛

張飛(ちょうひ)とは、『三国志』に登場する中国後漢末期から三国時代初期の武将です。主に劉備(りゅうび)の義兄弟として知られ、関羽(かんう)とともに「桃園の誓い」に参加した三人のひとりです。 生涯  張飛は涿県(たくけん)の出身で...

三国志 人名
約2ヶ月 ago
張飛卒

一  白馬は疎林の細道を西北へ向ってまっしぐらに駆けて行った。秋風に舞う木の葉は、鞍上の劉備と芙蓉の影を、征箭のようにかすめた。  やがて曠い野に出た。  野に出ても、二人の身をなお、箭うなりがかすめた。今度のは木の葉のそれ...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
乱兆

一  時は、中平六年の夏だった。  洛陽宮のうちに、霊帝は重い病にかかられた。  帝は病の篤きを知られたか、 「何進をよべ」  と、病褥から仰せ出された。  大将軍何進は、すぐ参内した。何進はもと牛や豚を屠殺して...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago
許田の猟

一  都へ還る大軍が、下邳城を立ち出で、徐州へかえると、沿道の民は、ちまたに溢れて、曹操以下の将士へ、歓呼を送った。  その中から、一群れの老民が道に拝跪しながら進みでて、曹操の馬前に懇願した。 「どうか、劉玄徳様を、太守と...

臣道の巻 本文 三国志
約2ヶ月 ago
十常侍

一 「劉氏。もし、劉氏ではありませんか」  誰か呼びかける人があった。  その日、劉玄徳は、朱雋の官邸を訪ねることがあって、王城内の禁門の辺りを歩いていた。  振向いてみると、それは郎中張均であった。張均は今、参内すると...

本文 桃園の巻 三国志
約2ヶ月 ago