三国志正史
冒頭
三国志正史(さんごくしせいし)とは、三国時代の魏・蜀・呉に関する歴史記述のうち、後世に「史書としての本文」とみなされる系統を指す呼び名です。吉川英治『三国志』では、物語の典拠として「原書三国志」の記述が引かれ、出来事や人物評の根拠として扱われます 。
概要
「正史」は本来、国家や王朝の正統な歴史書を意味し、三国志関係では「原書三国志」と呼ばれる史書の叙述を中心に指し示す語として用いられます。作中では、孔明の最期などについて「原書三国志の描写は精細」とされ、具体の条文めいた挿入や、史書の筆致に基づく叙述が示されます 。
意味
三国志正史は、人物の事績を年次や官職・戦役などの枠組みで記し、逸話や評価も「記録」として整理する性格を持ちます。作中でも「原書三国志の辞句を借りれば」として、出来事を記した言葉をそのまま引く形がとられます 。
関連用語
史実との違い