女英

冒頭
女英(にょえい)とは、伝説上の帝王・堯(ぎょう)の娘で、姉の娥皇(がこう)とともに舜(しゅん)に嫁いだとされる女性です。吉川英治三国志』では、華歆(かきん)が献帝に対し、帝位を「禅(ゆず)る」際の先例として娥皇・女英の故事を引き、皇女を魏王・曹丕へ降嫁させる口実に用いられます。
 
生涯
堯が舜へ天下を禅譲しようとした際、舜が固辞したため、堯が娥皇・女英の二人を舜に娶わせ、のちに帝位を譲ったという形で語られます。
 
人物像
物語中での女英は、個別の言動や性格が描かれる人物というより、禅譲を正当化する古典的権威として参照される存在です。華歆の奏上では、帝位移譲と婚姻を結びつける「前例」を構成する要素として扱われます。
 
関係人物
父は堯、姉(または同列の后)が娥皇、夫が舜とされます。吉川『三国志』では、この故事が献帝曹丕華歆の政治的局面を説明するために引用されます。
 
有名なエピソード
華歆献帝に、堯が舜へ天下を譲る際に娥皇・女英を娶わせた例を挙げ、献帝が皇女を伴わせて玉璽を奉じさせる展開へつながります。
 
史実との違い
吉川三国志での扱いと史実や演義との違いとして、女英は三国時代の人物ではなく古代伝説の人物であり、本作では禅譲の「故事」として政治的説得材料に位置づけられます。
「女英」の基本情報
総登場回数
2回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
出師の巻
最も活躍した巻
草莽の巻 (1回登場)
「女英」登場回数
合計: 2回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 1 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約7時間前