糜氏

冒頭
糜氏(びし)とは、劉備玄徳)の夫人の一人で、豪商の出で劉備軍の財務を担った糜竺(びじく)の妹として描かれる女性です。糜竺劉備に資財を提供し、その結びつきを強めるため妹を「玄徳の室に入れ」た経緯が語られます。
 
生涯
劉備の流転に従い、長坂坡の敗走時には幼主・阿斗(のちの劉禅)を抱いて落伍し、敵中で負傷して動けなくなります。糜氏は趙雲阿斗の護送を優先させるため、自身は救出を拒み、古井戸に身を投げて自害したとされます。
 
人物像
自己の生存よりも阿斗の安全と護衛役の行動自由を優先し、趙雲に早い離脱を促します。
 
血縁
兄に糜竺があり、糜竺劉備の将来を見込んで財力を提供し、妹を劉備の妻として迎えさせた人物として説明されています。
 
関係人物
劉備の子・阿斗の保護に関わり、趙雲が糜氏の死を劉備へ報告する場面が置かれています。
 
有名なエピソード
長坂坡の混乱で負傷した糜氏は、趙雲の救出提案(馬の提供)を退け、「その子の運命」を託して井戸に身を投げ、趙雲は井戸を覆って遺骸を隠し、阿斗を甲冑の胸当ての下に抱えて突破したとされます。
 
有名なセリフ
「やよ趙雲。その子の運命は将軍の手にあるものを。妾に心をかけて、手のうちのを砕いてたもるな」
 
史実との違い
糜氏の名や最期の詳細は史料での記載が限られ、井戸への投身による自害は主に演義系の叙述として知られ、吉川三国志もこの筋立てを踏まえて配置しています。
「糜氏」の基本情報
総登場回数
1回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
草莽の巻
最も活躍した巻
草莽の巻 (1回登場)
「糜氏」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前