紫水閣
冒頭
紫水閣(しすいかく)とは、袁術(えんじゅつ)が南陽(なんよう)の城中に設けていた「閣」で、武臣文官を集めて軍議・評定を開く場として用いられる施設です。袁術が曹操(そうそう)からの急使の書面を受けると、近習に命じて「城中の紫水閣へ、諸将に集まれ」と触れさせ、居並ぶ諸将へその内容を示して対応を協議します。
概要
作中では、紫水閣は袁術政権の意思決定が行われる中枢的な会合場所として現れます。急報を契機に諸将が「何事やらん?」と蒼惶として詰め合う描写があり、平時の宴席ではなく、政務・軍務上の緊急評定の場として位置づけられています。
関連人物
史実との違い
紫水閣という固有の閣名は作中の舞台装置として示され、史実に同名の施設が確実に対応するとは限らず、演義・小説的脚色によって会議の場を具体化した呼称とみられます。