華歆

冒頭
華歆(かきん)とは、曹操曹丕の政権下で要職を歴任し、漢末から魏初にかけて宮廷の意思決定と権力移行に深く関わる重臣です。後に魏の官制で大尉に列し、王朗陳群らと並ぶ高位の文官として扱われます。
 
生涯
曹操の近臣として朝廷の機微に関与し、病床の曹操名医華陀を召すことを勧め、実際に招聘の手配を進めています。
曹操没後は許昌から急行して群臣を叱責し、曹丕の速やかな継承を促進し、さらに漢朝からの詔書を得たとしてこれを示し、形式面の整備を主導します。
魏成立前後には相国として遇される場面があり、のち曹叡の代には大尉として王朗らとともに政務に当たります。
 
人物像
官僚機構と詔命を梃子にして政治を動かす実務型の重臣として位置づけられ、朝廷の合議を収斂させる役割を担います。曹叡の周辺では、司馬懿の動静をめぐる議論で、王朗と同調して強い警戒論を述べています。
 
関係人物
曹操とは近臣として接点があり、華陀招聘を進言します。
曹丕には継承局面で密接に関わり、詔書の提示などを通じて政権掌握を後押しします。
王朗とは同格の重臣として並び立ち、司馬懿への評価でも歩調を合わせます。
 
有名なエピソード
漢廷側の伏皇后が捕縛される事件では、尚書令として捜索に加わり、隠し壁を破って皇后を引き出し、曹操の前へ連行する実行役として描かれます。
また、曹操薨去直後に許昌から到着し、群臣の逡巡を責めて曹丕の即位手続きを急がせ、さらに漢朝に迫って詔書を得たとする経緯が語られます。
 
史実との違い
吉川三国志では宮廷粛清や受禅工作の実務を担う人物として比重が置かれますが、史実・演義での評価や具体的関与の描かれ方には差異があります。
「華歆」の基本情報
総登場回数
47回
活動期間
4巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
五丈原の巻
最も活躍した巻
出師の巻 (31回登場)
「華歆」登場回数
合計: 47回
0 7 15 23 31 0 桃園の巻 0 群星の巻 10 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 4 図南の巻 31 出師の巻 2 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前