虎賁中郎将 用語 冒頭 虎賁中郎将(こほんちゅうろうしょう)とは、漢代の官職名で、宮廷の警衛を担う虎賁の軍を統率する中郎将級の武官です。吉川英治『三国志』では、董卓配下の李粛が「虎賁中郎将」の職にある者として登場します。 概要 虎賁は宮門や宮中の守衛にあたる近衛的兵力を指し、作中でも九錫の礼の一項目として「常時門ヲ衛ル軍三百人、虎賁軍トイウ」と説明されています。 中郎将は、郎官・宿衛系の部隊を率いる将官号の一つで、禁中に近い軍事・警備の職掌と結びつきます。したがって虎賁中郎将は、虎賁軍を管掌する指揮官という位置づけになります。 意味 「虎賁」は勇猛な近衛を象徴する名称で、門衛・宿衛の兵を意味しうる語です。作中では虎賁が九錫に含まれることが示され、権勢者に付与される儀仗・護衛の兵力としても理解されています。 関連人物 李粛は「虎賁中郎将」として董卓の幕下にあり、同郷の呂布に接近して懐柔を図る役回りで現れます。 また、趙雲の遺子が「虎賁中郎」に封ぜられる叙述があり、虎賁系の官が功臣遺族への叙任とも結びついて描かれます。 史実との違い 吉川三国志では、虎賁を九錫の一項目として具体的兵数つきで説明し、権力の象徴として強調している点が、制度用語としての理解を助ける整理になっています。 「虎賁中郎将」登場回数 合計: 2回 0 0 1 1 2 2 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻 「虎賁中郎将」が登場する場面 1件 赤兎馬 「将軍。嘆ずるには及びません」と、いった者がある。 人々がかえりみると、虎賁中郎将の李粛であった。「李粛か。なんの策がある。 本文 桃園の巻 三国志 「虎賁中郎将」を全て検索