李粛

李粛(りしゅく)とは
後漢末の武将で、呂布に仕えた人物。董卓暗殺後の政変に関わったことで知られる。
 
生涯
李粛は若くして呂布の友人となり、彼を董卓に推挙した人物と伝えられる。もともと丁原の配下であった呂布董卓に寝返った際、李粛は仲介役となり、董卓から名馬・赤兎馬を与えられるよう取り計らった。これにより呂布丁原を裏切り、董卓の側近となる。
董卓王允らによって討たれた後、李粛自身も反董卓派に捕らえられ、最終的には誅殺されたと伝えられる。
 
人物
機転が利き、交渉や仲介を得意としたが、政治的な信念に基づくというよりは、状況に応じて立ち回る処世型の人物だった。
 
関連する人物
呂布:李粛が董卓に推挙した友人。
董卓:李粛が仕えた主君。呂布を味方に引き入れる際に李粛が仲立ちした。
王允董卓誅殺後、李粛を処刑した。
 
有名なエピソード
董卓呂布を懐柔するために与えた名馬「赤兎馬」は、李粛を通じて渡された。このため「李粛がいなければ呂布赤兎馬の組み合わせは生まれなかった」とも言われる。
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川版では董卓呂布を結びつける重要な仲介役として描かれる。史実同様、赤兎馬を渡す場面で名を残し、物語の転換点において印象的に登場するが、その後の活躍は小さい。
「李粛」の基本情報
総登場回数
59回
活動期間
2巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (45回登場)
「李粛」登場回数
合計: 59回
0 11 22 33 45 14 桃園の巻 45 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前