八陣図
冒頭
八陣図(はちじんず)とは、八門に区分した陣法として説明され、攻め手を迷わせ分断しつつ、要所から討って利を得ることを狙う布陣です。
概要
吉川英治『三国志』では、諸葛亮(孔明)が布く「八卦の陣」として語られ、休・生・傷・杜・景・死・驚・開の八部から成るとされます。うち開・休・生を吉門、他の五門を凶門とし、定石通りに攻めれば破れるはずだという「破り方」も同時に示されますが、実際の運用では陣内の変化によって突破が困難になります。
意味
八陣図は、門(出入口)を多く設けて敵の侵入経路を誘導し、内部での方向感覚や部隊連携を失わせる発想と結びついて描かれます。作中では、陣に入った側が「迷い歩く」状態に陥り、日暮れとともに危険が増す状況も示されます。
関連人物
諸葛亮は、八門の配置と吉凶の理を背景に陣を運用し、攻め手の騎兵を捕縛する展開が描かれます。
史実との違い