審配

審配(しんぱい)とは
後漢末の人物で、袁紹に仕えた謀臣。字は正南(せいなん)。剛毅で忠義に厚い性格で知られ、袁紹死後もその遺児を支えて曹操に徹底抗戦した。
 
生涯
冀州の名士として袁紹に仕え、河北経営を支えた。袁紹が死去すると、その子袁譚・袁尚らの後継をめぐる内紛が起こるが、審配は袁尚を支持して全力で補佐した。曹操河北を攻めてくると堅守を続けたが、最終的に鄴城が陥落して捕らえられ、曹操に仕えることを拒んで処刑された。
 
人物
剛直で義理堅いが、柔軟さに欠ける性格と評される。袁紹への忠義は最後まで貫かれ、敵である曹操からも「忠臣」として惜しまれたと伝わる。
 
関連する人物
袁紹(主君。審配は生涯忠義を尽くした)
・袁譚・袁尚袁紹の子。後継をめぐって対立し、審配は袁尚を支持)
曹操(敵将。捕らえた審配を評価しつつも処刑した)
 
有名なエピソード
曹操冀州を攻めた際、審配は徹底抗戦し、城が陥落しても屈せずに討たれた。
・その忠義の姿勢は、曹操すらも感嘆したといわれる。
 
吉川英治三国志』での扱い
吉川版では、審配は「袁家への忠義を最後まで貫いた忠臣」として描かれる。田豊沮授が正論を退けられて悲劇的に消えるのに対し、審配は最後まで抗戦して壮烈に散る姿が強調され、袁紹一族の滅亡を際立たせる存在となっている。
「審配」の基本情報
総登場回数
41回
活動期間
3巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
孔明の巻
最も活躍した巻
孔明の巻 (26回登場)
「審配」登場回数
合計: 41回
0 6 13 19 26 0 桃園の巻 3 群星の巻 0 草莽の巻 12 臣道の巻 26 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前