丁原

丁原(ていげん)とは
後漢末の武将で、并州刺史を務めた人物。呂布奉先の最初の主君として知られる。
 
生涯
并州の出身で、後漢末に并州刺史となり、辺境の軍を率いていた。黄巾の乱の鎮圧でも功をあげ、名声を得る。
しかし洛陽で政変が起こり、董卓が台頭すると、丁原はこれに反発し、洛陽の朝廷に駐屯して董卓を牽制しようとした。
 
関連する人物
もっとも有名なのは配下の呂布との関係である。呂布は並外れた武勇を持ち、丁原の愛将であったが、董卓呂布を買収して寝返らせ、結果として丁原は殺害された。
 
有名なエピソード
董卓呂布に「名馬・赤兎馬」を与えたという逸話は有名である。この贈り物と厚遇により、呂布は恩義ある丁原を裏切り、彼を討った。以後「主を裏切った武将」としての呂布の生涯が始まる。
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川版では、丁原は董卓の奸智に敗れる「不運な良将」として描かれる。彼の登場は短いが、呂布が裏切りに走る劇的な転換点を生む役割を担っている。史実でも同様に短命であり、呂布との関係性以外の詳細は伝わっていない。
「丁原」の基本情報
総登場回数
24回
活動期間
3巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
臣道の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (21回登場)
「丁原」登場回数
合計: 24回
0 5 10 15 21 21 桃園の巻 2 群星の巻 0 草莽の巻 1 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前