義兵

冒頭
義兵(ぎへい)とは、国家や朝廷の正統を掲げ、賊徒や専横の権力を討つという大義名分のもとに編成される武装集団です。曹操が「諸国の英雄に呼びかけ、義兵を挙げて…賊を討つ」と述べるように、私闘ではなく公的目的を標榜する点に特徴があります。
 
概要
義兵は、官の正規軍である官軍と対比され、募兵・義勇の集合、豪族や有志の挙兵、都市での糾合など多様な形をとります。諸侯連合が「義兵を興し、逆賊を討たん」と盟約して総帥を立てる例は、複数勢力が大義で連合し軍事指揮系統を整える典型です。
 
意味
「義」は正義・忠義・公憤を示し、「兵」は兵士・軍勢を指します。したがって義兵は、戦利や私怨ではなく「公憤」「義憤」による討伐を名乗る軍であり、参加者の動機づけや動員の根拠になります。
 
背景
乱世では、正規の徴発だけでは兵力が足りず、檄や呼びかけに応じた有志、資金提供者、在地の壮丁などが結集します。張世平蘇双が「ご計画の義兵を挙げることは、すこぶる時宜をえておる」として馬匹を提供するように、義兵は物資・資金の支援を引き出す論理にもなります。
 
関連人物
曹操洛陽の政変後、帰郷して義兵を挙げ再起する構想を語り、のち諸侯連合の旗挙げにも関与します。
また、太医吉平の子・吉邈兄弟が「街頭から義兵を糾合」しようとするように、宮廷・都市の反曹勢力にとっても義兵は動員の形となります。
 
史実との違い
史実でも「義兵」「義軍」は挙兵の大義名分として用いられますが、どの勢力が正統かは立場で変わり、呼称自体が政治的スローガンとして機能する点が強調されがちです。
「義兵」登場回数
合計: 12回
0 1 3 5 7 1 桃園の巻 7 群星の巻 0 草莽の巻 2 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 1 望蜀の巻 1 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前