豪族

冒頭
豪族(ごうぞく)とは、地方社会で大きな財力と人脈、武力動員力を持ち、郡県の政治や軍事に影響を及ぼした有力家・有力者層のことです。
 
概要
後漢末の動乱期には、中央の統制がゆるむにつれて、豪族は土地・財貨・食客や私兵を背景に、郡県の官や周辺勢力と結びつきながら地域の秩序形成に関与しました。吉川三国志でも、豪族が献納によって軍勢を富強させる例が見えます(駿馬一万匹の献納)。
 
意味
「豪」は財力・勢力の強さ、「族」は一門・家を指し、単なる富者ではなく、地域での支配的地位を伴う点に特徴があります。作中では、官軍や有力者に資財を提供しうる層として描かれます。
 
歴史
後漢末には黄巾の乱などで郡県が荒廃し、地方の自衛や統治の担い手として豪族の存在感が増しました。豪族は朝廷任命の官に従うだけでなく、情勢次第で特定の人物を「尻押し」する後援者ともなり得ます。
 
関連人物
劉備漢室の末裔とされつつ、祖先が「地方の豪族として栄えていた」家筋であったことが語られます。また、劉繇は「揚子江岸の豪族であり、名家」とされ、血縁や家格を伴う地方有力者の典型として位置づけられます。
 
史実との違い
吉川三国志では豪族を「名家」「富豪」「地方有力者」にまたがる広い語感で用いる場面があり、史学上の厳密な階層区分よりも機能面(財力・後援・動員)を前に出す傾向がある。
「豪族」登場回数
合計: 5回
0 0 1 1 2 1 桃園の巻 0 群星の巻 1 草莽の巻 1 臣道の巻 2 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約3時間前