青州

青州(せいしゅう)とは、中国の三国志時代に登場する古代中国の地域名です。

青州は現在の山東省北部付近を中心に位置していました。この地は漢王朝時代から州として置かれ、三国時代においてもその名がしばしば登場します。経済的には豊かな穀倉地帯であり、人口も多く、そのためしばしば兵力の供給地や反乱の発生源ともなりました。

歴史的には、後漢末期に流民や盗賊が多発し、とくに黄巾の乱ののちには青州一帯で黄巾賊が力を持ち、やがて曹操によりこれらの賊たちが「青州兵」として吸収・再編され、以後の三国志時代の曹操軍の重要な戦力となります。青州兵は精強で知られ、しばしば曹操の戦いの中で活躍しました。

また、三国志に登場する有力な群雄の多くがこの地域を巡って争い、地理的にも戦略上重要なポイントとされていました。

「青州」登場回数
合計: 33回
0 2 4 6 9 9 桃園の巻 1 群星の巻 7 草莽の巻 4 臣道の巻 6 孔明の巻 6 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
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