高祖

冒頭
高祖(こうそ)とは、王朝の創業者や遠い祖先を指す尊称で、三国志の時代背景では主に前漢の創建者である漢高祖(劉邦)を意味します。
 
概要
高祖は本来、祖先のうち「最も高い祖」をいう語で、皇帝号と結びついて「高祖皇帝」として用いられると、建国の君主を示します。作中では、漢王朝の正統や、帝王の創業、臣下のあり方を語る文脈で引かれます。
 
歴史
漢高祖劉邦は、秦末の動乱から身を起こして項羽と覇を争い、前漢を建てた人物です。作中でも、劉邦項羽より武勇に優れたわけではなく、智略や人材登用によって勝敗が決した先例として語られます。
また、漢の皇帝権の象徴として「高祖皇帝の画像」が言及され、その左右に張良蕭何といった開国功臣が配される慣習が説明されます。
 
関連人物
張良蕭何は、高祖の側近として軍略と内政を担った「建業の二功臣」として位置づけられます。
袁術が僭称して帝位に就く際にも、漢高祖が微官から帝業を開いた故事が引用され、自己の正当化に利用されます。
曹操の家柄を語る箇所では、「高祖覇業」以来という言い回しで、漢の創業を基準とした由緒づけが行われます。
 
史実との違い
吉川三国志での高祖は、史実上の漢高祖(劉邦)を踏まえつつ、三国期の人物が自己の政略や臣道論の根拠として引く「創業の規範」として機能する点が強調されます。
「高祖」の基本情報
総登場回数
39回
活動期間
9巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
五丈原の巻
最も活躍した巻
臣道の巻 (12回登場)
「高祖」登場回数
合計: 39回
0 3 6 9 12 4 桃園の巻 2 群星の巻 7 草莽の巻 12 臣道の巻 2 孔明の巻 5 赤壁の巻 2 望蜀の巻 0 図南の巻 4 出師の巻 1 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前