龍座 用語 冒頭 龍座(りゅうざ)とは、天子や皇帝が政務・儀礼の場で着座する玉座を、龍にちなむ尊称で言い表した語です。宮中の混乱に際し、天子を「龍座」から引き離して連れ出す場面にも用いられます。 概要 中国では龍が皇帝権威の象徴とされ、皇帝の座・乗物・身辺を飾る意匠や呼称に龍が広く冠されました。龍座はその一つで、単なる椅子ではなく、皇帝の存在と統治権が置かれる位置を指し示す語でもあります。 意味と背景 同系の表現に、皇帝の座をいう玉座、皇帝の乗輿をいう龍駕、皇帝の臥所をいう龍床などがあり、いずれも龍を介して天子の尊厳を言語化する慣用です。 作中での用法 宮廷内の争乱で、李暹が「龍座」へ迫って天子と皇后を輦へ移し、連れ去る場面に見えるように、龍座は天子の身柄確保や擁立の成否に直結する対象として描かれます。 史実との違い 吉川三国志での用語法は、皇帝権威を示す漢語的敬称としての一般的な用法の範囲にあり、史実・演義の理解と大きく矛盾しません。 「龍座」登場回数 合計: 1回 0 0 0 0 1 0 桃園の巻 1 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻 「龍座」が登場する場面 1件 毒と毒 「そうだ。……天子をこっちへ」 。 と、気づいて、いちはやく龍座へせまって、天子と皇后を無理無態に輦へうつし、謀臣の賈詡、武将左霊のふたりを監視につけ、泣きさけび、追い慕う内侍や宮内官などに眼もくれず、後宰門から乱箭の巷へと、がらがら曳きだして行った。五。「李司馬の甥が、天子を御輦にのせて、どこかへ誘拐して行きます」 。 群星の巻 本文 三国志 「龍座」を全て検索