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本初

冒頭 本初(ほんしょ)とは、後漢末の名門袁氏の当主として河北に勢力を張った袁紹(えんしょう)の字です。袁紹は、袁安の孫・袁逢の子とされ、汝南汝陽の出身で、作中では司隷校尉として登場します。 生涯 作中の袁紹は、宮廷内...

人物
約8時間 ago
司隷校尉

冒頭 司隷校尉(しれいこうい)とは、後漢を中心に、都のある司隷地域を管轄し、京師の治安・監察・摘発を担った高位の官職です。袁紹が「漢室の司隷校尉の職」にある官として登場し、宮中の政変に際して禁門へ兵を率いる根拠ともなります 。...

用語
約8時間 ago
宮闕

冒頭 宮闕(きゅうけつ)とは、天子の宮城とその門闕を指す語で、転じて宮中や朝廷中枢そのものを意味する言葉です。吉川英治『三国志』では「宮闕《きゅうけつ》の内外」のように、禁中の建物群とその周辺一帯をまとめて表す用法で現れます。...

用語
約8時間 ago
禁門

冒頭 禁門(きんもん)とは、天子のいる宮城や内裏の門、またはその門によって区切られる禁中の出入り口を指す語で、許可なく兵馬や外臣が立ち入れない領域の境界を意味します。 概要 禁門は、宮城の警備と儀礼秩序を担保するため...

用語
約8時間 ago
潘隠

冒頭 潘隠(はんいん)とは、後漢末の宮中に属する禁門の武官で、外戚勢力の中心人物であった何進に内通し、宮中の動きを密かに伝えた人物です。 生涯 霊帝崩御ののち、朝廷の要路で協議が続くさなか、何進に通じる者として現れ、...

人物
約8時間 ago
郎中

冒頭 郎中(ろうちゅう)とは、後漢の朝廷で、宮中や中央官署に属して出仕し、上奏や諫言など政務に関わる官職・官名の一つです。吉川英治『三国志』では、玄徳(劉備)が洛陽の禁門付近で「郎中張均」に出会うように、参内する資格と体面を備...

用語
約9時間 ago
王城

冒頭 王城(おうじょう)とは、王者すなわち天子が居し、政権の中枢がおかれる都城を指す語です。吉川英治『三国志』では、洛陽が「王城の府」として描写され、禁門や百官の往来を伴う漢朝の中心都市として位置づけられます 。 概要 ...

地名
約9時間 ago
張均

冒頭 張均(ちょうきん)とは、後漢末の朝廷で郎中として仕え、宦官勢力の十常侍を排して政治の粛正を求めた官人です。 生涯 作中では、かつて監軍の勅使として征野の巡察に赴いた経歴を持ち、劉備とも旧知の間柄として描かれます...

人物
約9時間 ago
王府

冒頭 王府(おうふ)とは、王や諸侯が居住し政務を執る邸宅兼官庁で、王の「宮廷」とその行政機構を指す語です。 概要 三国志の時代、皇帝の朝廷とは別に、魏王など「王」を称する権力者は、自身の府に属僚を置き、命令の発出、軍...

用語
約9時間 ago
天子

冒頭 天子(てんし)とは、天の命を受けて天下を治めるとされた君主、すなわち皇帝の称号です。吉川英治『三国志』では主として後漢の皇帝を指し、献帝が「天子の位」に立てられることや、禁門に掲げられる「天子」の威光が軍勢の行動を制する...

用語
約9時間 ago
穆順

穆順(ぼくじゅん)とは 吉川英治『三国志』に登場する同名の人物で、宮中に仕える忠実な宦官(あるいは近臣)と、張楊配下の名槍手という二人がいる。前者は伏皇后と献帝に近侍し、後者は戦場で呂布に挑んで敗れたことで名が記される 。 生...

三国志 人名
6ヶ月 ago
火か人か

一  董承に対面を強いて、客堂で出会うとすぐに曹操は彼にただした。 「国舅のお手もとへは、予から出した招待の信箋が届かなかったであろうか」 「いや、ご書箋はいただいたが、折返して不参のおもむきを、書面でお断り申しあげてある」...

臣道の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
流行る童歌

一  驢は、北へ向いて歩いた。  鞍上の馬元義は、ときどき南を振り向いて、 「奴らはまだ追いついてこないがどうしたのだろう」と、つぶやいた。  彼の半月槍をかついで、驢の後からついてゆく手下の甘洪は、 「どこかで道を...

本文 桃園の巻 三国志
7ヶ月 ago
改元

一  魏では、その年の建安二十五年を、延康元年と改めた。  また夏の六月には、魏王曹丕の巡遊が実現された。亡父曹操の郷里、沛の譙県を訪れて、先祖の墳を祭らんと沙汰し、供には文武の百官を伴い、護衛には精兵三十万を従えた。  沿...

出師の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
雷鼓

一  実に、とんでもない漢を、推薦してしまったというほかはない。人の推挙などというものは、うっかりできないものである――と、ひとり恐れ悔いて、当惑の色ありありと見えたのは、禰衡を推挙した孔融であった。  その日、そのせいか、孔融...

臣道の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
白面郎「曹操」

一  曹操はまだ若い人だ。にわかに、彼の存在は近ごろ大きなものとなったが、その年歯風采はなお、白面の一青年でしかない。  年二十で、初めて洛陽の北都尉に任じられてから、数年のうちにその才幹は認められ、朝廷の少壮武官に列して、禁中...

本文 桃園の巻 三国志
7ヶ月 ago
火星と金星

一  曹操は、さらにこう奏上して、帝に誓った。 「生を国土にうけ、生を国恩に報ぜんとは、臣が日頃から抱いていた志です。今日、選ばれて、殿階の下に召され、大命を拝受するとは、本望これに越したことはありません。――不肖、旗下の精兵二...

本文 草莽の巻 三国志
7ヶ月 ago
空腹・満腹

一  ――一時、この寿春を捨て、本城をほかへ遷されては。  と、いう楊大将の意見は、たとえ暫定的なものにせよ、ひどく悲観的であるが、袁術皇帝をはじめ、諸大将、誰あって、 「それは余りにも、消極策すぎはしないか」と、反対する者...

本文 草莽の巻 三国志
7ヶ月 ago
天颷_一

天颷 一  董太師、郿塢へ還る。――と聞えたので、長安の大道は、拝跪する市民と、それを送る朝野の貴人で埋まっていた。  呂布は、家にあったが、 「はてな?」  窓を排して、街の空をながめていた。 「今日は、日も吉い...

群星の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
天颷

天颷 一  董太師、郿塢へ還る。――と聞えたので、長安の大道は、拝跪する市民と、それを送る朝野の貴人で埋まっていた。  呂布は、家にあったが、 「はてな?」  窓を排して、街の空をながめていた。 「今日は、日も吉い...

群星の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago
馬騰と一族

一  龐統はその日から、副軍師中郎将に任ぜられた。  総軍の司令を兼ね、最高参謀府にあって、軍師孔明の片腕にもなるべき重職についたわけである。  建安十六年の初夏の頃。  魏の都へ向って、早馬を飛ばした細作(諜報員)は、...

本文 望蜀の巻 三国志
7ヶ月 ago
正月十五夜

一  漢中の境を防ぐため、大軍を送りだした後も、曹操は何となく、安からぬものを抱いていた。  管輅の予言に。――明春早々、都のうちに、火の災いあらん――とあるそのことだった。 「都というからには、もちろん、この鄴都ではあるま...

本文 三国志 遠南の巻
7ヶ月 ago
漢中王に昇る

一  魏の勢力が、全面的に後退したあとは、当然、玄徳の蜀軍が、この地方を風靡した。  上庸も陥ち、金城も降った。  申耽、申儀などという旧漢中の豪将たちも、 「いまは誰のために戦わん」といって、みな蜀軍の麾下へ、降人とな...

本文 三国志 遠南の巻
7ヶ月 ago
鴛鴦陣

一  喬国老の邸では、この大賓をふいに迎えて、驚きと混雑に、ごった返した。 「えっ。皇叔と呉妹君との結婚の談があったのですって?」  初耳とみえて、喬国老は、桃のような血色を見せながら、眼をまろくした。 「しかし、それは...

本文 望蜀の巻 三国志
7ヶ月 ago

一  ――一方。  洛陽の焦土に残った諸侯たちの動静はどうかというに。  ここはまだ濛々と余燼のけむりに満ちている。  七日七夜も焼けつづけたが、なお大地は冷めなかった。  諸侯の兵は、思い思いに陣取って消火に努めて...

群星の巻 本文 三国志
7ヶ月 ago