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溯江

一  遷都以後、日を経るに従って、長安の都は、おいおいに王城街の繁華を呈し、秩序も大いにあらたまって来た。  董卓の豪勢なることは、ここへ遷ってからも、相変らずだった。  彼は、天子を擁して、天子の後見をもって任じ、位は諸大...

群星の巻 本文 三国志
3 days ago

一  旋風のあった翌日である。  襄陽城の内で、蒯良は、劉表のまえに出て、ひそかに進言していた。 「きのうの天変は凡事ではありません。お気づきになりましたか」 「ムム。あの狂風か」 「昼の狂風も狂風ですが、夜に入って...

群星の巻 本文 三国志
3 days ago
一股傷折

一  張郃の言葉を不服そうに聞いていた夏侯淵は、自分の決意はまげられぬというように、 「予がこの地を守り、陣をなすこと久しい。この度の決戦に、万一他の将に功を奪わるるが如きことあらば、なんの面目あって魏王に見えん。御身、よろしく...

本文 三国志 遠南の巻
3 days ago
五関突破

一  胡華の家を立ってから、破蓋の簾車は、日々、秋風の旅をつづけていた。  やがて洛陽へかかる途中に、一つの関所がある。  曹操の与党、孔秀というものが、部下五百余騎をもって、関門をかためていた。 「ここは三州第一の要害...

孔明の巻 本文 三国志
3 days ago
檀渓を跳ぶ

一  蔡瑁と蔡夫人の調略は、その後もやまなかった。一度の失敗は、却ってそれをつのらせた傾きさえある。 「どうしても、玄徳を除かなければ――」と、躍起になって考えた。  けれども肝腎な劉表がそれを許さない。同じ漢室の裔ではある...

孔明の巻 本文 三国志
3 days ago
諸葛氏一家

一  孔明の家、諸葛氏の子弟や一族は、のちに三国の蜀、呉、魏――それぞれの国にわかれて、おのおの重要な地位をしめ、また時代の一方をうごかしている関係上、ここでまず諸葛家の人々と、孔明そのものの為人を知っておくのも、決してむだではなか...

孔明の巻 本文 三国志
3 days ago
次男曹彰

一  横道から米倉山の一端へ出て、魏の損害をさらに大にしたものは、蜀の劉封と孟達であった。  これらの別働隊は、もちろん孔明のさしずによって、遠く迂回し、敵も味方も不測な地点から、黄忠と趙雲たちを扶けたものである。  それに...

本文 三国志 遠南の巻
3 days ago
一帆呉へ下る

一  玄徳の生涯のうちでも、この時の敗戦行は、大難中の大難であったといえるであろう。  曹操も初めのうちは、部下の大将に追撃させておいたが、 「今をおいて玄徳を討つ時はなく、ここで玄徳を逸したら野に虎を放つようなものでしょう...

本文 三国志 赤壁の巻
3 days ago
趙子龍

一  夏侯淵の首を獲たことは、なんといっても老黄忠が一代の誉れといってよい。  彼はそれを携えて葭萌関にある玄徳にまみえ、さすがに喜悦の色をつつみきれず、 「ご一見を」と、見参に供えた。  玄徳がその功を称揚してやまない...

本文 三国志 遠南の巻
3 days ago
具眼の士

一  多年軍需相として、重要な内政の一面に才腕をふるっていた李厳の退職は、何といっても、蜀軍の一時的休養と、延いては国内諸部面の大刷新を促さずにはおかなかった。  蜀道の嶮岨は、事実、誰がその責任者に当っても、克服することのでき...

五丈原の巻 本文 三国志
3 days ago
老将の功

一  郭淮の進言に面目をとどめた張郃は、この一戦にすべての汚名を払拭せんものと、意気も新たに、五千余騎を従えて、葭萌関に馬を進めた。  この関を守るは、蜀の孟達、霍峻の両大将であった。  張郃軍あらためて攻めきたるの報を得て...

本文 三国志 遠南の巻
3 days ago
漢水

三国志 地名
9 days ago