初平元年
冒頭
初平元年(しょへいがんねん)とは、後漢の献帝(けんてい)の治世で用いられた元号「初平」の第1年を指す年号表記です。吉川英治『三国志』では、董卓(とうたく)が献帝を擁立して朝廷の実権を握ったのち、「年号も初平元年と改められた」と記され、政権の実質的な転換点として位置づけられます
概要
意味
「初平」は、字義としては「初めて平らぐ」「平定の始まり」などを連想させる語から成り、乱世の収拾や統治秩序の回復を掲げる政治的な標語としても機能し得る名称です。
歴史
吉川三国志の叙述では、献帝の即位が成ると董卓が相国となり、人事や政務を専断する体制が固まる流れの中で改元が行われます 。初平年間は、献帝が在位する一方で、朝廷の主導権が董卓とその周辺勢力に握られ、各地の群雄が軍事力を背景に自立していく時期と重なります。
関連人物
史実との違い