厳与

冒頭
厳与(げんよ)とは、江東呉郡一帯で勢力を張った厳白虎の弟で、孫策江東平定戦において兄の意を伝える講和使者として動き、交渉決裂の末に孫策に斬られた人物です。
 
生涯
厳白虎が自ら「東呉の徳王」と称して呉郡に威を振るう中、厳与は楓橋に兵を出して防寨に拠り、孫策軍の南進を迎え撃ちます。挟撃を受けると呉城へ後退し、さらに城上から孫策を罵るなどして抗戦しました。
劣勢を見た厳白虎が「和睦して後に打つ手を持つ」方針を立てると、厳与は兄に代わって講和の使者として孫策の陣中へ赴きます。交渉では「江東の地を平等に分け合おう」と兄の条件を伝えますが、孫策はこれを拒絶し、厳与を斬って返答としました。
 
人物像
兄の方針に従い、武力抗戦と講和交渉の双方に関与する実務的な立場で描かれ、孫策の力量を測ろうとして油断する場面も見られます。
 
血縁
兄は厳白虎で、呉郡の地方勢力の首領として行動を共にします。
 
関係人物
孫策と直接対面して講和条件を伝え、結果として処断されます。
また、楓橋方面の戦いでは孫策麾下の韓当陳武蒋欽らの攻勢により退却を余儀なくされています。
 
有名なエピソード
講和使として孫策の酒宴に臨み、交渉が決裂すると孫策に斬首され、その首が厳白虎への「返辞」として突き返されます。
 
有名なセリフ
「益なき戦をして兵を損ぜんよりは、長く将軍と和をむすんで、江東の地を平等に分け合おう」
 
史実との違い
厳与は史料では「厳輿」とも記され、厳白虎の一党として孫策に討たれた点は概ね共通し、吉川三国志でも大筋は大きく改変されていません。
「厳与」の基本情報
総登場回数
12回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
草莽の巻
最終登場
草莽の巻
最も活躍した巻
草莽の巻 (12回登場)
「厳与」登場回数
合計: 12回
0 3 6 9 12 0 桃園の巻 0 群星の巻 12 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前