呉郡

冒頭
呉郡(ごぐん)とは、後漢末から三国期にかけて揚子江下流の江東地方に置かれた郡で、孫氏勢力が南方を押さえるうえで中核となった行政区画です。
 
概要
吉川英治三国志』では、呉郡は孫策江東平定を進める過程で重要地点として現れ、呉郡一帯に割拠して「東呉の徳王」と称する厳白虎が威勢を張った土地として描かれます 。孫策は各地を制圧すると速やかに治安と行政を整え、支配地域の郡県に官を配して統治の体裁を固めていきます 。
 
歴史
孫策会稽を攻略して南方の多くを勢力下に収めると、叔父の孫静会稽の城主に、腹心の君理を呉郡の太守に任じ、郡を単位とする統治機構を敷きました 。また作中では、呉(呉国)が揚子江の水利を背景に文化と産業が充実し、広い郡域を束ねうる基盤を持つことが、南方勢力としての強みとして言及されます 。
 
政治と経済
呉郡を含む江東は、揚子江流域の水運・農産を土台に兵糧や財力を支えうる地域とされ、孫策が「戦い取った地」に治安を布き、法と救恤で民心を得る姿勢が、地方支配の要点として語られます 。
 
関連人物
孫策、厳白虎、君理(呉郡太守として任命) 。
 
史実との違い
作中で呉郡に「浙江省」と注記される一方 、史実上の呉郡の中心はおおむね現在の江蘇省南部(蘇州周辺)に比定されることが多い点が異なります。
「呉郡」登場回数
合計: 16回
0 1 2 3 4 3 桃園の巻 1 群星の巻 2 草莽の巻 0 臣道の巻 3 孔明の巻 4 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 2 出師の巻 1 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前