張郃

冒頭
張郃(ちょうこう)とは、魏に仕えた将軍で、諸葛亮の北伐期を中心に蜀軍と各地で戦った武将です。吉川三国志では「天性火の如し」という気性の激しさを特徴として与えられ、勇猛さと同時に慎重さを欠きやすい危うさも併せ持つ人物として位置づけられます。
 
生涯
官渡の戦いでは袁紹の配下として名が見え、張郃・高覧に官渡曹操軍を衝かせる命令が出されます。
のち魏の将として蜀漢と対峙し、張飛の奇策により瓦口関方面で大敗して退却し、救援を求めるなど苦戦を重ねます。
諸葛亮の用意した誘いに乗って木門道へ追撃し、火攻めと落により戦死します。
 
人物像
戦場では激情に駆られやすく、周囲の制止や危険の兆しがあっても追撃を優先する性格として示されます。 一方で、魏の中でも「屈指の良将軍」で実戦経験が豊かとされ、武功の多さは広く認められていたと述べられます。
 
関係人物
司馬懿とは、張郃の気性を「性火の燃ゆるごときもの」と見て慎重を求める一方、追撃任務を与える関係にあります。
蜀側では張飛と瓦口関で対陣し、張飛の策により張郃が草人形を突いて伏兵に遭う戦いが描かれます。 また魏延・関興らに誘引され、木門道へ引き込まれていきます。
 
有名なエピソード
瓦口関方面で張飛軍に連敗し、張郃が固めた陣が短期間で崩されて大きな損害を出しつつ退却します。
木門道では魏延の挑発に応じて追撃を深め、伏兵と地形により進退を失って火攻めを受け、最期に至ります。
 
有名なセリフ
「身を捨てて国家に報ずる時、大丈夫たる者、死すとも何の悔いがありましょうや」
「逃げ上手め。そこを去るな」
 
史実との違い
吉川三国志では張郃の最期を木門道での火攻めによる戦死としてまとめ、史実(三国志)での死因(矢傷)や演義での扱いとは異なる整理が見られます。
「張郃」の基本情報
総登場回数
215回
活動期間
7巻にわたって登場
初回登場
臣道の巻
最終登場
五丈原の巻
最も活躍した巻
図南の巻 (120回登場)
「張郃」登場回数
合計: 215回
0 30 60 90 120 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 1 臣道の巻 17 孔明の巻 7 赤壁の巻 1 望蜀の巻 120 図南の巻 1 出師の巻 68 五丈原の巻
最終更新日: 約7時間前