御霊廟

冒頭
御霊廟(みたまや)とは、尊崇される人物、とくに皇帝などの「御霊」を祀るための廟(霊廟)です。吉川英治三国志』では、後漢光武帝の御霊廟を指す語として用いられます。
 
概要
「廟」は祖先や功臣・神格化された存在を祀る施設で、国家的な祭祀の中心となる宗廟に連なる観念を含みます。作中でも、漢家歴代の祖宗を祀る場が「霊廟」として描かれ、皇統・国家と祭祀の結びつきが示されています。
 
意味
御霊廟の「御霊」は敬語を伴う霊魂、「廟」は祠堂・霊廟を意味し、合せて「高貴な霊を祀る廟」という語感になります。作中では「御霊廟」に「みたまや」とルビが付され、廟を特に神聖視する呼称として機能しています。
 
関連人物
孫策は、神亭山光武帝の御霊廟があると聞き、荒れた廟を自ら掃い、祭を行う意向を示します。 さらに廟前で、亡父の遺業を継ぐことと、江東平定後の廟の再興・定期的祭祀を誓う祈念が描かれます。
 
史実との違い
作中の孫策による光武帝御霊廟参詣や夢告を直接に裏づける同趣旨の記述は、一般に正史の叙述とは一致しない扱いとして置かれています。
「御霊廟」登場回数
合計: 2回
0 0 1 1 2 0 桃園の巻 0 群星の巻 2 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約5時間前