王濬

冒頭
王濬(おうしゅん)とは、西晋の将で、長江水軍を率いて呉を滅ぼす作戦の主力となった人物です。
 
生涯
魏から晋へ政権が移る過程で官歴を重ね、晋の武帝司馬炎)の全国統一事業に参与しました。晋が呉を討つ「伐呉」に際しては、水軍を整備して長江を東下し、江防の要地を突破して建業(呉の都、建康)方面へ圧迫を加え、呉の降伏・滅亡(280年)に大きく寄与したとされます。
 
人物像
陸戦主体の時代にあって、水上輸送と艦隊運用の重要性を前提に軍を動かした点で、実務的・計画的な統帥として語られます。長江という天然の防壁に依拠する呉に対し、兵站と船団の運用を通じて突破口を作る役割を担いました。
 
関係人物
司馬炎(晋武帝)の統一戦争の配下として位置づけられ、同時期に別方面から呉を攻めた晋の諸将と呼応して作戦が進められました。
 
有名なエピソード
伐呉にあたり、大規模艦隊の準備と長江下流への進攻が王濬の事績として取り上げられます。呉が水運と江防に依存していたため、艦隊の質量と河川航行の技術が勝敗を左右する要素になりました。
 
史実との違い
吉川英治三国志は主として魏・蜀・呉の鼎立期から諸葛孔明の死去前後までを中心に描くため、晋による伐呉と王濬の活躍は作中で主要に扱われない場合があります。吉川三国志での扱いと史実や演義との違いとしては、王濬は後代の統一戦(晋の伐呉)の人物であり、蜀漢滅亡後の政治・軍事局面に属する点が挙げられます。
「王濬」登場回数
合計: 0回
0 0 0 0 0 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約7時間前