鄭泰

鄭泰(ていたい)とは
鄭泰は後漢末期の官僚・名士で、字は公業(こうぎょう)。劉備と同郷で、黄巾の乱や董卓の専横の時代に清廉な人物として知られた。
 
生涯
鄭泰は幽州涿郡の出身で、劉備と同郷であった。若くして学識と人物を評価され、後漢朝廷に仕えた。霊帝の末年には孝廉に挙げられ、やがて議郎に任ぜられた。
黄巾の乱や宦官の専横による混乱期にあっても、その清廉さと直言をもって名を高め、士人たちから尊敬を受けた。
董卓が権力を握ると、鄭泰は朝廷の混乱を憂い、正論を吐き続けたが、やがて志を果たせぬまま若くして病没した。
 
人物
鄭泰は正義感が強く、同郷の劉備とも交わりを持ち、共に清流派の理想を語り合ったと伝わる。
また、名声に比べて長く仕えることができず、清廉な名士としてその名を残すこととなった。
 
関連する人物
劉備(同郷で、若き日に交わりを持ったとされる)
荀彧(同時代に清流派の士人として活動した)
董卓(専横を批判する立場で対立)
 
吉川英治三国志での扱われ方
吉川英治三国志』では、鄭泰は劉備の同郷の士人として登場し、劉備の人物を支える背景として描かれる。大きな役割を担う人物ではないが、乱世の中における清廉な名士の一例として物語に彩りを添えている。
「鄭泰」の基本情報
総登場回数
6回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
桃園の巻
最終登場
桃園の巻
最も活躍した巻
桃園の巻 (6回登場)
「鄭泰」登場回数
合計: 6回
0 1 3 4 6 6 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
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