中平
冒頭
中平(ちゅうへい)とは、後漢の霊帝(在位168-189)が用いた年号の一つで、黄巾の乱以後の動揺期を数える年代表示です。作中でも「時は、中平六年の夏だった」として、霊帝の病と宮廷中枢の動きが叙述され、政局の転換点を示す年代標識として用いられます。
概要
年号は皇帝の治世を区切って年を数える制度で、官文書や布告、戦乱の記録などで年月を特定する実用的な役割を持ちました。中平は霊帝期末(中平元年から六年)に当たり、朝廷の権力配置や地方の軍事動員が急速に不安定化していく時期と重なります。
歴史
中平六年(189年)は、霊帝の病が表面化し、大将軍何進が呼ばれるなど、外戚勢力が政治の表舞台に出てくる局面として位置づけられます。作中では霊帝が重病となり「何進をよべ」と命じ、何進の出自と、妹が皇后となったことによる権勢の成立が説明されます。
関連人物
史実との違い