黄巾の乱
冒頭
黄巾の乱(こうきんのらん)とは、後漢末に張角三兄弟を首魁として起こった大規模な反乱で、宗教的結社を基盤に各州へ急速に拡大し、朝廷の権威と地方秩序を動揺させた内乱です。張角は「大賢良師」と称され、党徒は結髪に黄色い巾を巻くことを徽章としました 。
概要
張角は疫病流行を機に人々の支持を集め、弟子を組織して三十六方を立て、大小の階級と部将・方兵を置きました 。旗や大旆には「蒼天已死 黄夫当立 歳在甲子 天下大吉」の宣文を掲げ、童歌として流布させて民心を煽動します 。勢力は青州・幽州・徐州・冀州・荊州・揚州・兗州・予州など諸地方に及び、地方官の逃散や転向、掠奪・殺戮が相次いだとされます 。
歴史
朝廷側は朱雋・皇甫嵩・董卓らが討伐に当たり、曲陽方面では張角が陣中で病没した後に総攻撃が行われ、降人十五万を得たこと、張角の首級が洛陽へ送られたことが語られます 。乱後も、宮廷の紊れが民間へ反映して「黄巾賊の残党」や新たな蜂起が続き、洛陽近辺にまで危機が聞こえたとされ、社会不安の長期化を示す要因となります 。
意味
名称は、党徒が黄色い巾を頭に結んだことに由来します 。掲げられる宣文は天命の交替を示唆し、後漢の衰微と結び付けて理解されます 。
関連人物
史実との違い