交州

冒頭
交州(こうしゅう)とは、後漢から三国時代にかけて中国の最南部に置かれた州の一つで、交趾・九真・日南など南海沿岸から現在のベトナム北部一帯を含む広域の行政区画です。
 
概要
中原の政争や戦乱から距離があり、山岳・海岸・河川交通によって独自の統治が行われやすい地域でした。州治は時期により移りうるが、概して南海交易圏に属し、海産物や香料などの産物、港湾を介した流通が政治・軍事の基盤ともなりました。
 
歴史
後漢末の群雄割拠期には、中央の統制が弱まるにつれ、現地勢力が実権を握りやすくなりました。三国鼎立が進むと、交州は呉の勢力圏として扱われ、南方経営と外洋交通の拠点として、国力の補完や周辺への影響力確保に関わる位置を占めます。
 
関連人物
交州の在地統治で知られるのが士燮(ししょう)で、後漢末の混乱期に交州の秩序維持と実務支配を担い、のち呉との関係の中で勢力を保ちました。南方の豪族・官人層の存在は、交州が単なる辺境ではなく、独自の政治社会を形成していたことを示します。
 
史実との違い
吉川三国志では物語の主戦場が中原荊州益州などに集中するため、交州は史実上の重要性に比して叙述が省略・簡略化されやすい地域として扱われます。
「交州」登場回数
合計: 1回
0 0 0 0 1 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 1 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約4時間前