劉岱

劉岱(りゅうたい)とは
後漢末の武将で、兗州(えんしゅう)の刺史を務めた人物。董卓討伐に立ち上がった十八路諸侯のひとりにも数えられる。
 
生涯
黄巾の乱や董卓との戦いに参加し、兗州を治めた。史実では袁術と対立して戦死したと伝えられる。小説や演義では董卓軍との戦いや、劉備張飛らとの戦いで活躍する場面が描かれる。
 
人物
武勇に優れ、虎牢関では董卓を悩ませるほどの戦いぶりを見せたとされる。一方で智謀には欠ける面があり、張飛の策にはまり捕虜になるなど、豪胆さと隙の両面を持つ人物として描かれる。
 
関連する人物
曹操…配下として登場し、戦の任務を与えられる。
劉備…戦場で対峙したのち、捕虜となった際には礼を尽くされ厚遇を受ける。
張飛…劉岱を生け捕りにした相手。大胆な夜襲と挑発により劉岱を追い詰めた。
 
有名なエピソード
張飛との戦いで捕虜になり、劉備に手厚くもてなされる場面は有名である。ここでは劉備の度量の広さと、劉岱の勇猛さが対照的に描かれている。
 
吉川英治三国志での扱いと史実との違い
史実では袁術との戦いで命を落とすが、吉川版では張飛との戦闘で捕虜となるなど脚色がある。物語では主役ではないが、群雄割拠の時代を象徴する存在として、また劉備の人柄を浮かび上がらせる役割を担っている。
「劉岱」の基本情報
総登場回数
47回
活動期間
4巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
望蜀の巻
最も活躍した巻
臣道の巻 (41回登場)
「劉岱」登場回数
合計: 47回
0 10 20 30 41 0 桃園の巻 3 群星の巻 1 草莽の巻 41 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 2 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前