太守

冒頭
太守(たいしゅ)とは、漢代の地方行政区画である郡の長官で、郡守(ぐんしゅ)とも呼ばれる官職です。作中でも「郡守(郡の長官、即ち太守)」として説明され、地方官としての到達点の一つに数えられています。
 
概要
太守は、郡の軍政・民政を統べ、治安維持、徴税、兵の動員、属県の統轄などを担う立場です。作中では、太守が城主として遇され、官印を授受して職権の移譲が示される例があり、陶謙が「太守の佩印」を解いて劉備徐州の太守職を譲ろうとします。
 
制度と任命
太守は原則として中央権力から任命される官であり、任命の正統性が統治の根拠となります。作中では董卓袁紹を「渤海郡の太守に任命」すると命じ、官職授与が懐柔策として機能しています。 一方で、朝廷の辞令を帯びた太守と、先に現地に座した太守が並立し、「正当な太守」を争って戦になる事例も描かれ、官職の正統が政治・軍事対立へ直結します。
 
関連用語
刺史は州の監察・行政の長として言及され、太守が郡の長官であるのに対し、より上位の広域単位を受け持つ官として区別されます。 また作中では、太守の下位の地方官として「令」(県令に相当)が登場し、郡と県の行政階層が示されています。
 
史実との違い
吉川三国志では太守を「一州の太守」など広域の領主的地位として扱う場合があり、史実の制度上の区分(太守は郡、州は刺史)とは用語感覚が揺れることがあるといえます。
「太守」登場回数
合計: 235回
0 18 36 54 73 30 桃園の巻 73 群星の巻 14 草莽の巻 9 臣道の巻 25 孔明の巻 9 赤壁の巻 34 望蜀の巻 12 図南の巻 8 出師の巻 21 五丈原の巻
最終更新日: 約6時間前