陶謙

陶謙(とうけん)とは
後漢末の武将・政治家で、徐州刺史を務めた人物。劉備を庇護したことで知られる。字は恭祖(きょうそ)。
 
生涯
陶謙は人望が厚く、後漢の末期に徐州を治めていた。黄巾賊の乱や群雄の割拠に直面しつつも、領民からは善政を称えられた。曹操の父・曹嵩徐州で殺害されると、曹操が大軍を率いて報復に来襲。陶謙は窮地に立たされるが、劉備らの援助を受けてこれを防いだ。晩年、病に倒れると劉備を呼び寄せて徐州を託し、そのまま亡くなった。
 
人物
温厚で義理堅く、民を思う政治家肌の人物として知られる。一方で、曹嵩殺害の責任を完全に避けきれず、結果的に曹操を敵に回すこととなった。
 
関連する人物
劉備(庇護し、後に徐州を託した)
曹操(父曹嵩徐州で殺されたことで敵対)
張飛関羽劉備とともに陶謙を助けた)
 
有名なエピソード
曹嵩殺害事件を契機に、曹操徐州を攻める大戦が発生。
・病に倒れると、劉備徐州を託して「後を任せるにふさわしい人物」と見抜いた。
 
吉川英治三国志』での扱い
吉川版では、陶謙は民を愛する温厚な長者として描かれ、劉備を庇護する善人の代表格のように登場する。徐州劉備に託す場面は、劉備が英雄として台頭する大きな契機として dramatical に語られる。
「陶謙」の基本情報
総登場回数
34回
活動期間
1巻にわたって登場
初回登場
群星の巻
最終登場
群星の巻
最も活躍した巻
群星の巻 (34回登場)
「陶謙」登場回数
合計: 34回
0 8 17 25 34 0 桃園の巻 34 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約1ヶ月前