県令
冒頭
概要
県令は、中央や州郡の命令を県内に施行し、訴訟や治安、賦役の取りまとめなど、住民生活に直結する実務を担う職とされます。作中でも「地方時務の多くは民の訴え事」とされ、県の政務が訴訟処理を含む日常行政であることが示されています 。
意味
作中での用例
耒陽県では、県令龐統が官務を顧みないとして上級側が巡視を命じ、県令の職務が上位権力の監督対象であることが示されます 。また、玄徳が樊城に入る場面では「県令の劉泌」が出迎え、城とその周辺の県政を担う地方官として位置づけられています 。
関連する官職
県令と並んで、県の治安・軍事寄りの職として県尉が挙げられ、作中では「片田舎の一警察署長」といった比喩で説明されています 。
史実との違い
吉川三国志での県令は漢代以来の県制における地方長官として扱われ、史実や演義に比べて制度説明が簡略化されている場合があります。