定軍山の戦い

冒頭
定軍山の戦い(ていぐんざんのたたかい)とは、漢中の要地である定軍山周辺をめぐって、蜀軍(劉備方)と魏軍(曹操方)が衝突し、蜀の黄忠が魏の主将級である夏侯淵を討ち取った戦いです。
 
概要
定軍山は漢中方面の軍事拠点の一つで、周辺の山地・補給線と結びついて守備側の防衛線を形づくりました。吉川三国志では、蜀は法正の立案する用兵と黄忠の攻勢を軸に、山地を利用して魏軍の疲労と隙を突くかたちで戦局を展開します。
 
経過
蜀はまず定軍山をうかがう位置を確保し、偵察と誘導を重ねて魏を動かす方針をとります。法正は、敵が攻め寄せてきた際に「白旗」を合図として山上から打って出る計を示し、黄忠はこれに従って敵の動きを待ち受けました。
魏では張郃夏侯淵の出撃を諫めるものの退けられ、夏侯淵は兵を率いて前進します。魏軍が疲労し、一部が馬上で居眠りするほどになった機に、法正の合図で黄忠軍が一斉に下り、黄忠夏侯淵を斬り伏せたとされます。
その後、戦線は崩れ、張郃は退路の確保と本陣再編を急ぎますが、劉封孟達が定軍山の本陣を奪ったとの報も入り、魏はさらに不利となります。
 
関連人物
黄忠は主攻を担う蜀将として描かれ、法正は地形判断と合図による攻撃開始など作戦面を主導します。
魏側は夏侯淵が前線指揮の中心となり、張郃は諫言と撤退判断を行う将として位置づけられます。
また、趙雲の合流が張郃の退却を圧迫し、劉封孟達の別働が本陣奪取に関与するなど、蜀の多方面運用が戦果に結びつきます。
 
史実との違い
吉川三国志では白旗の合図と疲労を突く急襲、黄忠夏侯淵を斬って落す具体的な場面が強調されますが、史実の記録では戦闘の細部や討ち取りの描写は必ずしも同じ形では伝わりません。
「定軍山の戦い」登場回数
合計: 0回
0 0 0 0 0 0 桃園の巻 0 群星の巻 0 草莽の巻 0 臣道の巻 0 孔明の巻 0 赤壁の巻 0 望蜀の巻 0 図南の巻 0 出師の巻 0 五丈原の巻
最終更新日: 約6時間前